VOL.28

犬の老化って?? ~ 初期編 ~

公開日:2013.02.19

まだまだ寒い日が続いていますね。

寒いと関節も冷えてこわばるので

朝起きたら、または朝のお散歩前などに
ホットタオルで関節を温めてあげると動きやすくなります。

ぜひ試してみてくださいね。

さて
今回からは初心に戻って犬の「老化」について考えてみたいと思います。

一言で「老化」といっても、その子によって様々な段階があって
変化の仕方もいろいろです。

体の老化=細胞の老化です。

つまり体の全身あちこちで起こります。

白髪などの外見の変化や
行動の変化など目で見てわかるものと
内臓機能の低下や心の変化など目で見えない部分と
があります。

犬の老化はよく7歳前後からと言いますが
これはあくまで平均的なことで
犬種や食生活、環境、遺伝、健康状態などによって大きく異なります。

年齢はあくまで目安なので愛犬の変化を敏感にキャッチしてあげましょう。

その変化をキャッチするために
老化のサインを初期、中期、後期に分けて
お話したいと思います。

最初の段階は

行動や外見は元気に見えても
気づかないうちに老化が進んでいく時期です。

内臓の機能が衰え始めて
肥満になったり
下痢や便秘をしやすくなったり
口が臭くなったりします。

また

筋肉が衰えてきて
歩くのがゆっくりになったり
動きが全体的に落ち着いてきます。

ボール遊びなど好きだったことにも興味を示さなくなり
新しい物への好奇心もなくなってきます。

これらの変化は徐々に現れることが多く
変化に気づかない飼い主様も多いと思います。

何か気になったり気づいたことがあったら
小さなことでも記録しておきましょう。

後で見返して
この時からこんな事があったんだと体調の変化の手がかりになります。

 

次回は中期からの老化のサインについてお話したいと思います。

それではハッピードッグライフ♪

  • 獣医師コラムトップページへ