犬のホリスティックケアって?自然治癒力をひきだす

みなさま はじめまして
獣医師の横山恵理です。

猛暑日の連続記録を更新する今年の夏。

こう暑い日が続くと
なんとなく食欲が落ち
疲れやすくなってしまっている人も
多いのではないでしょうか。

キュティアでも
「ぐったりしている」
「食欲がない」
わんちゃんをちらほらみかけます。

我が家の12歳のパピヨンも
気分が乗らない日はちょっと嗅ぐだけで
ご飯にタオルをかぶせてケージにこもって
しまうようになりました。

今でこそ
鍼灸やアロマスプレーによるケア
をすることで調子を戻すことができるように
なりましたが

私に2人目の子供が生まれた後
ストレスが原因でまったくご飯を食べて
くれなくなってしまったことがありました。

当時
西洋医学の知識しかなかったため
目の前でどんどんやせ細って衰弱していく
愛犬ひなに何をしてあげたらよいのか
わからず途方に暮れてしまいました。

その時助産院仲間に
「ストレスケアには
フラワーエッセンスがいいよ」

と勧められたのが
ホリスティックケアとの出会い。

そこから
ホリスティックケアの勉強をしながら
手作りご飯に切り替えていったことで
ひなの体も元気を取り戻し
いまでは子供と一緒に庭を走りまわるように
なっています。

ホリスティックケアというと
アロマテラピーやエネルギー療法といった
ヒーリングワークの説明に使われている
ことが多いようなのですが

実際のところ
「興味はあるけど
なんだかよくわからないし
怪しい気がする」
と感じている
飼い主さんも多いのではないのでしょうか?

でも実はそんな怪しげなものではなく
キュティアでも自然なかたちで
積極的に取りいれているのです。

そこで今回は
「ホリスティックケアって何だろう?」
ということをご紹介していきたいと思います。

「Holistic ホリスティック」というのは
ギリシャ語の「holosホロス」(全体)を
語源とする『全体的』を意味する造語です。

生き物の体を「全体のバランス」で見る
考え方のことを指しています。

つまり
「身体のパーツだけでなく
肉体・精神・環境すべての状態」を判断し
それぞれのバランスが整えられるよう
働きかけていくのが
「ホリスティックケア」です。

蚊よけにアロマを使ったからホリスティック

西洋医学の薬を使わずに治療したから
ホリスティックということにはなりません。

生き物には本来
外部からの様々な刺激に対応して
健康を保とうとする「自然治癒力」が
備わっています。

「ホリスティックケア」は
この力を引き出していくことで生き物を
健康な状態に導き維持していくこと
を目的としておこなうケアのこと
を指しています。

つまり
「冷房でお腹や腰が冷えないように
腹巻をまいてあげる」とか

「お散歩の前に体が動かしやすい
ようにストレッチをしてあげる」

「リラックスタイムのマッサージ」といった

おうちの人が
日頃愛犬を気にかけてあげられることも
「ホリスティックケア」になるのです。

専門家によるケアでは
皆さんによく知られている手段として

・アロマテラピー
・ホメオパシー
・マッサージ
・フラワーレメディ
・中国医学など各国の伝統医療
・食事療法
・運動療法

などがありますし
そのうちのいくつかをキュティアでも治療に
取り入れているんです。

次回は
その中でも特に力を入れている
「中医学」について
ホリスティックな視点から
お話してみたいと思います。

それではハッピードッグライフ☆

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