中医学の五行論もホリスティックのひとつ

こんにちは、獣医師の横山恵理です。

先日久しぶりに人間ドックを受けました
結果はまさかの「オールA」☆

お医者さんも太鼓判の結果でした。

これも
毎日「マコモ」をせっせとのんでいる
おかげかも!?

ただ個人的には体重と体脂肪が大幅に
増えていたことがとてもショック。

「マコモ」にダイエット効果もあればさらに
文句なしではあるのですが
そこは地道に運動をすることで
補っていかなくてはなりませんね。

さて前回はホリスティックケアについて
ご紹介させていただきました。

キュティアではそのうちの
「伝統医療」の一つ「中医学」をもとに
鍼灸治療や漢方薬の処方を行っています。

「中医学」というのは古代中国哲学の
考えに基づいて行われる医療のこと

生き物の体(生体)を
その精神をも含んだすべてが統一された
「整体」と考え
生体を取り巻く自然界との関係を重視する

まさに
「ホリスティック」といえる医学なのです。

今回は
そんな「中医学」の考え方の基本となる
「五行論」についてご紹介したいと思います。

五行論というのは

中国哲学において万物を構成する
最も小さい物質であると考えられている
「氣」の動きの性質を
「木・火・土・金・水」の5種類に分類して

それらの関係性からこの自然界に起こる
変化について説明したものです。

【木(もく/き)】

上に昇る「昇発(しょうはつ)」
成長していく様をあらわす「条達(じょうたつ)」
枝が横に広がっていく様を表す「舒暢(じょちょう)」
といった
木が成長するイメージのものが分類されます。

該当する季節は春
臓器は肝と胆

感情では怒の感情を司り
狭いところに押し込められることを嫌うので
ストレスが多い現代社会

飼い主さんの感情を敏感に感じ取る
わんちゃん達にも
この「肝」がもとになっておこる
病気がとても増えてきています。

【火(か/ひ)】

「炎上」「温熱」「上昇」「明瞭」といった
火が燃え上がるイメージのものが
分類されます。

該当する季節は夏
臓器は心臓

感情では喜びを司ります。

また心は精神の「神」にも通じ
喜びの余り失神してしまったなんていうのは
心がオーバーヒート状態になってしまって
起こったことだと説明できますね。

【土(ど/つち)】

大地に種を播き
その作物を収穫する「稼穡(かしょく)」

ものを生み出す「化生(かせい)」
載せる「承載(じょうさい)」
受け取る「受納」じゅのう)」
などの作用や性質をもつものが分類されます。

該当する季節は長夏(ちょうか)
臓器は消化器を示す脾

長夏は湿気の多い暑さのをこと示していて
日本のじめじめとした夏は
まさにこれに当たります。

夏になると食欲がなくなって
さっぱりしたものしか食べられない

なんていうのは
まさに「土」の氣が
多くなりすぎてしまって出る症状です。

【金(ごん/きん)】

「清潔」や
ものを順調に降ろしていく「粛降(しゅくこう)」

引き締める「収斂(しゅうれん)」
といった金属のようなイメージの
ものが分類されます。

該当する季節は秋
臓器は肺

乾燥の性質も持つので
9月に入るころから咳や鼻水が出て
「何だか最近調子悪くて」という人を
ちらほらみかけるのも納得です。

この季節の風邪予防には
肺を潤す作用のある梨を食べたり
肺の入り口である首元を温めて
「邪気」が入るのを防ぐのがお勧めです。

【水(すい/みず)】

「寒涼」「滋潤(じじゅん)」「下に向かう」等
まさに水の持つイメージのものが分類されます。

該当する季節は冬
臓器は腎

また腎は親からもらった「先天の氣」を
蓄えている場所です。

年をとって「先天の氣」が
残り少なくなることで腎が弱り

足腰や泌尿器系のトラブルが起こったり
下に向かう力も弱ってのぼせやすくなる
怒りっぽくなる等

の変化が起こることで説明できます。

わんちゃんがシニア期にはいってきたら
腰回りを温めるよう
気をつかってあげてみてください。

健康維持の手助けをすることができますよ。

以上が「五行論」の簡単なご紹介です。

みなさんも
身の回りの物事を「五行」に当てはめて
考えてみると面白いかもしれませんね。

次回は中医学以外に
キュティアが取り入れている
「ホリスティックケア」について
ご紹介いたします。

それではハッピードッグライフ♪

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