デイケアの柴犬コンビ-頑張っている犬たちをご紹介-

獣医師の佐々木です。

まだまだ寒い日が続いていますね。
でもだいぶ陽はのびてきていて春が近づいているのだなぁと感じる
今日この頃です。

さて今月はキュティアにデイケアで来ている
柴犬コンビのご紹介をしたいと思います。

1匹目は先月ご紹介させていただいた17歳のカンタくん。

カンタくんは12月から週2日キュティアで
デイケアをしています。

お天気の良い日はクリニックに着いて
すぐに南側の窓際で日向ぼっこをします。

暖かい日は毛布にくるまって抱っこで
お外にいくこともあります。

お水は1時間おきにシリンジで飲んでいて
体位変換も1~2時間おきにします。

午前中に少しお昼寝をして
12時からお昼ご飯を食べます。

カンタくんのすごいところは
寝たきりですが上半身を支えてあげると
手からフードを自分でパクパク食べてくれるところ!

キュティアオリジナルの手作り半生フード・ペロ
が大好きでいつも残さず食べてくれます。

介護のコツはできることはなるべく自分でしてもらうことです。

食事も
シリンジで口に流しこんだ方がお互い楽かもしれませんが

自分で食べることによって
口を開けて噛み
舌と頬の筋肉で食べ物を送るという動作をし
結果的にこれがリハビリにつながるのです。

早い段階から
強制的にフードを与えると自分で口を開ける
ことが難しくなってしまいます。

まだできることはやりやすいように
サポートしてあげるのが大切です。

昼食後は落ち着いて過ごしてくれています。

入れ替わり立ち代わり来る患者さんのことを
じっと見ていたりします。

15時からは鍼灸治療をします。
鍼灸治療を行った日は夜とってもぐっすり寝てくれているようです。

その後は排泄の介助をしてあげて夕方お家に帰ります。

2匹目は15歳の柴犬リュウくんのご紹介。

リュウくんは後肢が弱り
首がかなり下がっていて
認知症もあるため
右方向にクルクル回りながら歩きます
倒れると自力では立ち上がれません。

家で留守番をしているときに
前回りをしてしまい頭が地面について
喉のところで体が2つに折れ曲がり
呼吸ができなくなっていたことがあったようです。

それからお家で留守番させるのが心配になり
飼い主様がお仕事の日は
キュティアでお預かりをすることになりました。

まだまだ歩きたい気持ちの強いリュウくん。

日中はベビーサークルの中で過ごします。

サークルの柵にもたれながらクルクル歩いたり
ハーネスをつけて外をお散歩したり
車イスで院内を自由に歩いたりします。

デイケアで散歩中のリュウ

車イスに乗って
寝ているカンタくんのそばに行き
ごあいさつしている姿は本当に微笑ましいです。
お互い良い刺激になっていることでしょう。

リュウくんも
お家では流動食に近いフードを食べていたようですが

キュティアで
ドライフードをそのままあげたところ
自分で食べてくれたので
今ではお家でもドライフードを
自分で食べるようにしてもらっています。

このようにデイケアにくることで
お家で過ごす時間とはまた違う刺激になって
くれているのではないかと思います。

わんちゃんたちのためだけではなく
長い介護生活とうまくつきあっていくためにも
飼い主さんの時間というのもとても大事です。

預けることで以前よりも余裕ができて

「前向きにわんちゃんと接することができ」
「たくさん話しかけてあげたりできるようになりました。」

というお言葉をいただくこともあります。

デイケアだけでなく
ちょっとした工夫で介護生活が変わることもあります。

少しでも悩んだり
わからないことがあるときは遠慮なくご相談くださいね。

それではハッピードッグライフ♪♪

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