VOL.49

寒いと腰痛や関節痛が起こりやすい!?

公開日:2014.11.20

こんにちは♪

うちの愛犬エンジェルが11月で17歳になりました!(パチパチ!)

母親は
少し食欲が落ちたり
トボトボするだけでも
もう長くないかも・・とウルウルしたり

単身赴任の父親は
一時帰国の度に
「次帰国するときには会えないかもね・・」
といってオーストラリアに戻っていきます。

が、まだまだ元気です!!

勝手に寿命を決めないでー!と私もエンジェルも怒っています(笑)

エンジェルは先日
雑誌いぬのきもち2月号の撮影で
モデル犬をしました。

坂道を登ったり
苦手なフセやマテをしたり
と頑張ってお仕事をしていました。

「いぬのきもち」というと
読者さんは若いわんちゃんを飼っている方が大半だと思いますが

若いうちから
いずれやってくる介助や介護のことを
知りたいというニーズも多いようで
今回キュティアに監修を依頼されました。

確かに
若いうちからやってもらいたい
ロコモーティブシンドロームの予防策はたくさんあります。

飼主様の意識が
どんどん高くなっているのを感じました。

エンジェルは
今でも日にはよりますが1時間ほど散歩で歩いてくれます。

ただ最近
寒くなってきたせいか
歩き始めは足の運びがスムーズではありません。

ひとつは夜寝るときに
以前は布団にもぐっていたのですが
最近は夜中に居場所を変えて
動いたりするため
布団の上で寝ていて寝ている間に体が冷えてしまうからです。

そして外も寒いため
体があたたまりにくくなっています。

中医学的には
寒さや乾燥は邪気として体に入ってきます。

そしてこの邪気は
関節にたまりやすいといわれています。

なので寒くなると
関節痛やヘルニアなどの病気が悪化しやすいのです。

お家でできる対策としては
まず下半身をあたためることです。

ホットタオルや棒灸で
腰や足先をあたためてあげましょう。

そしてストレッチを毎日行います。

関節にたまりやすい邪気も
曲げ伸ばししてあげることで
気と血の流れがよくなります。

体温調節も苦手になってくるので お洋服で調節してあげるようにしましょう。

お散歩の前にしっかりあたためて
準備運動をしてから出発することで
より快適に歩くことができます。

ぜひやってみてくださいね。

それでも痛みがでてしまった場合は
鍼灸治療をおすすめします。

痛み止めの薬は
本当に痛くて痛くて・・
という場合は仕方ありませんが

体を冷やしてしまう作用も強いので
キュティアではあまりおすすめしていません。

関節をしっかり動かして寒い冬を乗り越えましょう!!

余談ですが・・・
先日私も軽いぎっくり腰になりました。
(人間の)鍼灸や整体をやってもらいに
行きたかったのですが
時間もなかったので
夜自分でひたすら
ストレッチを1時間やりました。

そしたら
翌朝普通に歩くことができました。
前日は腰を真っ二つに折って歩いていたのですが(笑)

ストレッチの大切さを実感した今日この頃でした。

それではハッピードッグライフ♪

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