犬の鍼灸治療では体全体を診ます

こんにちは!獣医師の青木です。

12月ですね!
なんだか世間も自分も忙しなくなっています。

忘年会
クリスマス
お正月・・・と続く季節
食べて・飲んでのシーズンですから
ひとも(どうぶつも)摂生が必要です。

とくに
クリスマス・お正月で
わんちゃんに何か特別なご馳走を・・・
と考えている飼い主さん

わんちゃんも歳をとると消化機能が落ちてきますので

「去年は大丈夫だったのに
今年は吐いたり
下痢をしてしまった」

ということにならないように

おやつや普段食べなれていないごはんの
あげ過ぎには注意しましょう!

それから
骨付き肉などのゴミはしっかり処理しましょう。
良いにおいにつられてゴミ箱から骨を盗んで丸呑みしたら大変です!

それでは犬の鍼灸治療について考えてみましょう。

食べると言えば
中医学的には「脾」というところと
深く関係しています。

「脾」は五臓のひとつで

飲食物の消化・吸収などをしているところです。
(肝・腎・肺についてはVol.48、Vol.43を見てみてください☆)

この「脾」や

六腑のひとつ「胃」の
はたらき以上の飲食物が体に入ってくると

吐いたり 臭いげっぷが出たりします。

さらにこれがつづくと
体の中に「湿」という邪気がまりやすくなり
さまざまな病気に発展していく可能性もあるのです。

また「心」も五臓の一つですが
ここは精神的なはたらきが強い臓です。

老犬で
夜寝てくれないという「不眠」が問題になってくることがありますが

「肝」の他に

この「心」のはたらきが不調になっていることがあります。

このように
ひとと同じようにどうぶつの体の中でも

「肝・心・脾・肺・腎」の五臓が

時にはお互いを助けながら
時には抑制し合いながら
影響し合うことによって
体のバランスが保たれているのです。

ですから
中医学の診断では
一つの症状だけをみるのではなく
そのひと・そのどうぶつの全体をみるようにするのです。

いつもの治療でも
何だか治りが悪い
元気がないという場合は

中医学的なアプローチで鍼灸治療を
考えてあげられたら良いですね!

さて今年も残りあと半月になりましたが
皆さん おうちのどうぶつたちの2014年はどんな年でしたか?

私は今年春に愛犬ウィルが体調を
大きく崩してから
また少しずつ元気を取り戻していったことで
毎日一緒に過ごせる幸せを
改めて強く感じることができました。

また鍼灸治療を通して
患者さま・飼い主さまに
私が逆に元気をいただいてきたなぁと感じています。

病気の子も
元気な子も
ご家族の皆さんの気持ち次第で
幸せに日々を過ごせるのだと私が学ばせていただいています。

皆さんが
良い年末・新年を迎えられますように。

それではハッピードッグライフ☆

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