「マコモ」ってなに?

こんにちは~。獣医師の佐々木です。

ジメジメとした嫌な季節がやってきましたね。

東洋医学では梅雨の時期を長夏と呼びます。
実はこのジメジメとした湿気は体の中にも
外邪として入ってきてしまうのです。

「湿」の影響を一番受けやすいのは
「脾」といって西洋医学では
胃腸系にあたります。

つまり下痢や嘔吐がおきやすくなる時期
ということです。

またエネルギーの源である
「気」を作ってくれるところでもあるので
ダメージを受けると元気や食欲もなくなり
体が重ダルくなってしまいます。

そんな時にも効果を発揮するのが
たびたび登場してくる「マコモ」です!

今日はそのマコモっていったいなんなの??
というお話をしたいと思います。

マコモはイネ科の植物の菰(コ)を
煮出して作られた発酵食品です。

万葉集にも
マコモについての記載があるようで
マコモダケとして古くから
食用されていました。

また北米大陸の
近縁種(アメリカマコモ)も
ワイルドライスとして古くから
食用されていたようです。

マコモにはビタミン類やアミノ酸が
豊富に含まれています。

さらに亜鉛が非常に多く含まれている
のが特長です。

亜鉛は
生体の発育
成長や免疫
遺伝子の修復に深く関わっています。

またマコモには
結合組織を強化し
骨や爪を丈夫にする
ケイ素などミネラル

そして食物繊維も多く含まれています。

makomo1

さて様々な有用成分が含まれていることは
わかったけれど
このマコモのすごいところはいったい
どこなのでしょうか。

マコモは
医療機関や薬学部
農学部など様々な所で研究されています。

その結果多くのことがわかってきました。

中医学的にお話をすると

マコモは
五臓でいう「肝」「脾」「肺」に効果がある
といわれています。

そう言われてもピンときませんよね。

マコモの働きの一部をご紹介させていただくと

まずマコモには
アレルギー症状を抑える
抗ヒスタミン作用があります。

これはマコモが免疫に重要な役割を果たす
マクロファージを活性化するからです。

マクロファージが活性化すると
腫瘍を抑える働きもあります。

またマコモは
活性酸素吸収能力(抗酸化作用)が
非常に高いので
この点においても腫瘍性疾患に効果を
もたらしてくれます。

マコモの亜鉛とアミノ酸が遺伝子の修復を
助けてくれることもわかってきました。

加えて非常に強い抗菌力を持っています。

マコモのお風呂では同じお湯に
何年も入っていても
大腸菌やレジオネラ菌などは
検出されないそうです。

さらに血圧を下げる効果もあるので心臓病
特に小型犬に多い僧帽弁閉鎖不全症には
鍼灸治療と合わせてあげると
とても良いと思います。

色々と作用をお話しましたが
マコモは化学的なお薬ではなく
天然の酵母菌なのです。

様々な
アレルギー疾患
肝臓疾患
消化器疾患
心臓疾患
ガン
糖尿病などなど

多くの病気にとても有効で
シニア犬・老犬にもとてもやさしい
サプリメントです。

キュティアでも多くの
わんちゃんに飲んでいただいているマコモ。

次回は実際に使っている
わんちゃんのご紹介をしたいと思います。

それではハッピードッグライフ☆

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