VOL.45

夏場のお散歩どうしたらいい??

公開日:2014.07.18

まだジメジメとした季節が続いていますね。

この時季は湿気が多いのはもちろん
温度変化や気圧の変化によっても体調を崩しやすい時期です。

てんかん発作や心臓発作も起きやすくなります。

持病を持っているコや
シニア犬・老犬は体調に変化がないか
特に気にかけてあげましょう。

さて
先月は熱中症・夏バテについてお話しました。

暑くて外に連れていけない
でも運動不足も心配・・・

そのような時のちょっとした運動不足解消法をお話したいと思います。

わんちゃんは家の中にいる時は
ほとんど寝ているか
起きていても休んでいるコが
ほとんどではないでしょうか。

やはり運動の基本はお散歩です。
夏場暑くてお散歩に行けないと
運動量はかなり減ることになるでしょう。

気候にもよりますが
夏場でも早朝(日が昇る前)に外に出る

首に保冷剤を巻いたり
着ているだけで涼しい洋服を着せる
などの工夫をしてできるだけお散歩に
出てもらいたいと思います。

若い子はすぐに運動で筋力を取り戻せるのですが
シニア犬・老犬になると
一度弱くなってしまった筋力を取り戻すのには時間がかかります。

暑くてどうしてもお散歩に出られない日などは
お家の中で積極的に体を動かしてあげましょう。

キュティアへリハビリに来られている飼い主様に
ご自宅でもやっていただくよう
お願いしているのが物をまたいで歩く練習です。

シニア犬・老犬だけではなく
若い頃からの歩き方のくせだったり
生まれつき膝や股関節が悪かったりして
膝を上げずに歩行しているワンちゃんがとても多いのです。

室内の限られたスペースで
しっかりと足を使うためにも効果的なのが
ポールまたぎです。

ポールに使うのはバスタオルを丸めたものが
高さの調節がしやすいのでおすすめです。

中型犬より大きいコは
飼い主様が足を開いて座って
足をまたがせるのもOKです。

ポイントは高さをわんちゃんの
膝よりやや低めにすることです。

あまり高くしてしまうと飛び越えてしまうからです。
ゆっくり1歩ずつ
しっかり足を上げてまたぐことを意識しましょう。

ポールを3・4本置いてゆっくり歩かせるとより効果的です。

キュティアでは
リハビリ用の運動コースを作って
ワンちゃんも楽しみながら筋肉を鍛えられるよう工夫をしています。

「リハビリ」というと
弱くなってしまった筋肉を鍛えるものだ
と思われる方も多いと思います。

ですが衰えるのを防ぐトレーニングでもあります。

お家の中で運動させるのが大変・・・

そんな時は夏の間はキュティアに来て
運動するのもいいかもしれません♪

室内での運動については
コラムVol.34
キュティアHPの「老犬のリハビリ」
参考にしてください。

それではハッピードッグライフ☆

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